近鉄特急には名阪・名伊・阪伊の三系統で甲特急と乙特急の二種類が運転されています。名阪は平日休日共にほぼ終日にわたって交互に運転されていますが、名伊は2往復・阪伊は難波発着の1往復と上本町発の1本のみでいずれも休日のみ運転されています。
そこで今回は甲と乙の違いについて見てみましょう。
まず甲特急は目的地までの殆どの駅を通過するタイプです。一方乙特急は利用客が多く、他線区と接続する主要駅にも停車します。ちなみに最初に特急が登場した頃は大半の区間をノンストップで走る列車が該当し、その後利用客の増加に伴い主要駅に停車するタイプも登場しました。その際主要駅に停車する特急は乙特急と命名され、従来の特急は甲特急となりました。
ちなみに名阪特急では一時期乙特急を準特急と呼んでた時期もあったそうです。
ちなみに甲特急に使用される車両は名阪はアーバンライナーが使用されています。一方名伊と阪伊はいずれも伊勢志摩ライナーが使われています。